なんか書いてみたり アイマス1時間SS「play the music」

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アイマス1時間SS「play the music」

06-19,2010

60hss_ba_s.png
参加作品になります^^
使用したテーマは「おたまじゃくし」です。

スタートが少し遅れたのですが、それでもやっぱり時間オーバーは止められず。
うぎゃー…





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 早朝の事務所から音符があふれ出してきていたことに私は耳を疑った。
 私が一番だろうと信じて疑わなかったのに、そのことに驚いてしまい、ズレてもいないメガネを直す。
 わずかに開いたドアから中を覗き込んでみると、同じ765プロのアイドルたちがそれぞれに楽器を手にしているのが見える。
 三浦あずささんはキーボードを軽やかに奏で。
 菊地真がベースを力強く弾き。
 高槻やよいがボンゴをリズミカルに叩き。
 水瀬伊織がバイオリンを鳴らし。
 如月千早とともに天海春香がギターを爪弾いて。
 合わせるような、合わせないようなそれは雑音にならずに不思議とメロディめいたものに聞こえてくる。
 一瞬だけ静かになる。
 ちょうど楽器を止めたのが同時になってしまったのだろう。
 例えるなら、妖精が通ったというより音符のオタマジャクシが逃げ出してしまったという感じ。
 なんとなくといった様子で目を合わせてクスクスと笑い出すみんなに釣られて私の口元も緩んでしまった。
 あずささんのキーボードからまた新たな音がこぼれ出す。
 この曲は今度このメンバーで披露する歌の出だしだ。
 千早がそれに合わせ始め、春香が慌てたように入ってくる。
 伊織とやよいがうれしそうにうなずき合うと、それぞれの楽器をそのメロディの中にキレイに飛び込ませる。
 気がつけば真も何気にベースを滑り込ませてリズムに合わせて頭を揺らせていた。
 ドアから漏れ出てくる音楽が私の耳に入り、そこから体中が粟立っていくのがわかる。
 私の唇や舌、喉はその音に乗せられて、勝手に動き始めてしまった。
 慌てて口を抑えたが、やはり誰かに聞かれていたのだろう、私の目の前でドアが開かれていく。
 はしたないことに真がベースを弾きながら足でドアを動かしていた。
 アゴだけで入るように促してきて、私は恥ずかしく思いながら入る。
 みんなの会釈に私はまるで遅刻してきた生徒のような心持ちで最敬礼を返し、彼女たちの中央に空いたスペースに進み出る。
 メガネの位置をまた直す。
 千早と春香の目のくまが少し濃い、春香の練習に付き合って千早も徹夜かほとんど寝てないのだろう。
 真にそのことを指摘されたのか、千早と春香がコンパクトの鏡で確認して少し嘆くような表情をする。
 やよいが今にもボンゴを叩きたそうにしているのを伊織とあずささんが微笑ましそうに見ている。
 私は軽く発声をして、今日の調子を確認してみる。
 みんなを見回し、うなずくと同じようにうなずきが返ってきた。
「じゃあ、最初からね、律子さん」
「はい、お願いします」
 
 1,2,3…


-END-

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