なんか書いてみたり アイマス1時間SS「あなたの望みは、何?」

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アイマス1時間SS「あなたの望みは、何?」

06-12,2010

60hss_ba_s.png
参加作品になります^^
使用したテーマは「ハイヒール」です。

はい、とんでもなく時間オーバーしましたね!
うぎゃー…





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 目隠しを取られ、目に入ってきた光景に私は目を疑った。
 つれてこられた部屋はなんとも怪しげなところ、としか言いようがない。
 ベッドもあれば、壁には人間大ぐらいの「X」の板に手枷と足枷がついたものや座るところが少し鋭角に感じられる木馬のようなものまで。
 ここはいったいどこなのだろう。
 建物自体はいたって普通のビルのように見えたのに、目隠しをされ手を引かれてたどり着いた場所はそこの中にあるのだとは思えない。
「準備してくるね」
 耳元でささやかれた彼女の声とは思えない妖艶な声音に背筋が震えてくる。
 春香……!
 声をかけようとして彼女のほうを見ようとしたが、またも目隠しをつけられてしまい視界をふさがれてしまった。
 さらに私は椅子に座らされ、包まれるように両の手首をつかまれて、
「いいよって言うまで外しちゃダメだからね」
 優しくもどこか抵抗を許さないという迫力をもった言霊にまるで手錠でもかけられたかのように両手が動かせなくなった。
 ただ目隠しを外すなというだけのはずと頭では理解できていても、私の体は一切動くことができなくなってしまった。
「うん、いい子だね」
 彼女のその言葉で私の心だけが舞い上がっていくのがわかった。
 ええ、ちゃんと言うことを守るから。
 だから……。
 はっとして、自分が今何を考えたのか思い返す。
 頭の中に現れた自分の姿が信じられないものでも見るような半目で私を見つめてくる。
 私は何も考えなかった、今何も考えなかったっ。
 否定するように頭を振り、そのままもう一人の自分の姿も消し去ってしまう。
 ふと春香が何をしているのか気になり、耳を澄ます。
 かすかに聞こえるのは、衣擦れの音。
 着るのとは違う、脱ぐときの。
 彼女が裸になっている、暗闇の先にあるその事実にただごくりと喉が鳴ってしまう。
 そして次に聞こえてきたのは、かちゃかちゃとプラスチックか何かが擦り合うような音で、私はその音の正体がわからずに首を傾げてしまう。
 彼女はいったい何をしているのか。そして何をするつもりなのか。
 好奇心が高まってきている。
 あの言霊に押さえつけられた私の体がそれから解き放たれたがって小刻みに震え始めた。
 よしという彼女の小さなつぶやきが私の高ぶりをさらに盛り上げる。
「さぁ、目隠しを外して、そして」
 その言葉が鍵となって存在しない私の枷が外され、私はむしり取るようにして目隠しを外す。
「私を見なさい」
 彼女が身にまとっていたのは、確かに私が見たいとお願いしたもの。
 ナイトメアブラッド。
 硬質な紅色の輝きを放ち武骨な装甲のようなものが彼女の腕全体や足全体を包み。
 それに反して胴は無防備といってほどの小さなビキニしかない。
 頭には小さな角のついたカチューシャに、肩越しにその姿を覗かせるこうもりのような皮膜の翼、それら全ても紅色だ。
 私は歓喜に震え、声も出せず、泣き出しそうにすらなっていた。
 見なさいと言った際の彼女の見下すような瞳も私の体をさらに震わせてくれる。
 彼女の白い肌が神々しく輝くのをその身にまとう衣装が一気に淫靡に見せてくれている。
 ふいに持ち上がる彼女の右足。
 それは緩やかに持ち上がり、私の腿に優雅に下ろされる。
 重量のあるブーツのせいか、ハイヒールの部分がかすかに食い込む。
 痛くはない、むしろ、私は何か違うものを感じてしまっていた。
「これが見たかった姿だよね?」
 いつも見せてくれる無邪気な笑顔。
「次は何が欲しい?」
 妖しくも見下してくる彼女の微笑。
 私は、熱に浮かされるように次の望みを告げた。

-END-

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