なんか書いてみたり アイマス1時間SS「バスタイム」

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アイマス1時間SS「バスタイム」

04-17,2010

2本目書いたよー!

アイマス1時間SS参加作品になります。
使用したテーマは「湯気」

また「湯気」か…うぎゃー><




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 湯船に浸かり、菊地真は大きく息をついた。
 目の前の湯気がそれに吹き飛ばされて歪み、そしてまた元のように上へと立ち昇るものへと戻る。
 真は浮かない顔で揺れる水面を見つめていたが、その表情を振り払いたくて手で湯をすくい顔を洗った。
 今度ははっきりとため息をつく。
 仕事は最近忙しさが増し充実している。
 それによってレッスンでも難しいことが求められ、大変ではあるものの楽しさを見出せている。
 休みらしい休みはないものの元々体力があるせいか寝る時間が確保できていれば疲労はそれほど気になるものじゃない。
 何が彼女の表情を曇らせるのか。
 といっても一つのことが原因ではなく、
「ええっと、今日って何人に告白されたんだっけ?」
 その告白された相手が問題だった。

 朝、学校に行けば下駄箱にて下級生の女の子に告白された。友人たちと一緒のところだったにも関わらず大きな声でその言葉を受けて困惑したものだった。
 その女の子はこちらが返事をする間もなく走り去ってしまったので扱いに困っている。不良に囲まれていたのを助けてやったような覚えがあり、そのことを友人たちに言うと、どこかあきれたような雰囲気で笑っていたような。
 学校が終わって765プロの事務所に行くと、星井美希が抱きついてきた。
 前日美希が落ち込んでいたところを真は一生懸命励まし、その後どうしたのか心配をしていたのに、いきなりそんなふうに急変したから驚かされた。しかも「大好き、ハニー」だなんてどういう心境の変化なのか。
 彼女になぜかと尋ねると真が励ましてくれたことがうれしく、そのことで恋に落ちてしまったと言うのだ
。真にしてみれば落ち込んでいれば励ますのは当たり前のことだからそこでどうこう想うだなんて理解ができずに困ってしまうばかりだ。
 いつまでもひっついてくる美希が仕事のために事務所を出て一息ついたのも束の間、レッスンをするため着替えに入った更衣室にて今度は萩原雪歩が抱きついてきた。
 その理由を自分でもよくわからないと彼女は言っていたのだが、そのままの体勢でじっくりと話を聞いてみると、やはり美希のことが原因で衝動的にしてしまった様子。
 雪歩が落ち着くまでそうしていたら、何度も謝りながら離れていってくれた。
 その様子に申し訳ない気持ちになったが、真にはそれ以上どうすることもできるわけもなく、彼女とはそのまま別れて、なんとも低いテンションのままレッスンを行うこととなってしまった。

 真はまたため息で湯気を揺らす。
 どうしてこうなってしまうのか、最近はそういうことが増えてきている気がして真としては困ってしまう。
「真ー」
「おかえり、響ー」
「ただいまー。なんだお風呂か、自分も入るぞ」
 バスルームのドアが開き、一糸纏わぬ我那覇響が入ってくる。
「こら、体も流さずに入るなよ」
「いいじゃないか、外は寒かったんだから」
「もう」
 湯船に肩まで浸かって幸せそうに大きく息をついた響を見つめていると真もなんだか幸せな気分になってくる。
 真は湯船から立ち上がると、正面に座る響に体を寄せた。
「おおう。どうした、真?」
「こうしてみたくなっただけー」
「そっか」
 響が腰に腕を回してくるのがうれしくて、お風呂に入ってから初めて真は笑うことができた。

-END-

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