なんか書いてみたり はるちは

スポンサーサイト

-----,--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

はるちは

03-02,2010

読んであまり気分のいい作品ではないかもしれません、ご注意ください。
ぱっと思いついて書きたくなって書いたので、あとで読み直して修正するかもですねー。

こんなの書いてる場合じゃないんですが、なんだかなんだか…




************************************

 同じベッドの上、穏やかな寝息をたてる千早ちゃんの顔を見つめる。
 ベッドのそばにある時計を見ると深夜とも朝方とも言いにくい時間、そして室内が適温であり、湿度も適切に保たれていることが一度に確認できた。
 アイドルから脱却しシンガーとなった彼女は喉を最高の状態で維持することに凝り始めた。
 喉の乾燥を嫌って普段からマスクをつけたり、事務所や楽屋などでは持ち運びのできる加湿器を持ち込んだり、喉に悪いという理由で烏龍茶や刺激的な食べ物を口にしなくなったりなど、周囲から見ると少し異常に思えてしまうほどに。
 再び彼女の顔を見つめ、自分の中で沸き上がってくる気持ちを楽しむ。
 私――天海春香は如月千早とともに過ごす時間すべてを幸せに感じている。
 そして気がつけば、彼女に接触してくる全ての存在に嫉妬してしまうようになってしまっていた。
 最初は千早ちゃんに好意を持って近づいてくる人たちだったのが、事務所の仲間たちや仕事上の関係者、果ては一瞬だけ彼女に近づいたただの道行く人にまで、大きい小さいはあるものの自分が目にしてしまうと私の心の中で黒い感情が渦巻いてしまうのだ。
 そんなことをしても意味がないとはわかっていても、頭で理解しているからって心は納得してくれない。
「はるか」
 寝言でたまに私の名前を呼んでくれる。
 とてもうれしい。
 彼女の横でまどろんでいたい以上にベッドの周りを踊り回りたくなってしまう。
 しあわせ。
 だから、本当はこんなことを思うのはおかしいのだろう。
 もう一度時計を確認する。温度、湿度は大丈夫なようだ。加湿してくれている機械も特に何も表示していない。
 私は彼女が大切にしている『喉』に嫉妬している。
 たぶん自分よりも大事にしているように思えてしまうからだろうか。
 自分でも何を考えているのかよくわからないのだけど、気がつけば仰向けに寝る千早ちゃんの体の上に体重をかけないように覆い被さっていた。
 目の前に彼女の喉が、ある。
 私はそこを見つめ、両手で包み込むようにして優しく撫でる。
 見た目には華奢といってもいいこの部分から私の大好きな声で彼女は時には歌い、時には私の名前を呼び、私への愛の言葉を語る。
 なのに、私は嫉妬してしまうのだ。彼女が自分の一部として想いを傾けるのは当然なことなのに。
 彼女の喉を覆った両手に少し力を込める。
 千早ちゃんにはまだ何の反応もない。
 もう少し力を込める。
 彼女の表情が穏やかだったのが、少し曇り始める。
 もう少し、力を込める。
 うめくような声が彼女の口から漏れ出る。
 そのことでなぜか私の溜飲が下がり、すぐさまベッドのいつもの場所である彼女の横に寝転がる。
「春香?」
「どうかしたの、千早ちゃん?」
「いえ、なんでもないわ。まだこんな時間なのね、もう少し眠りましょう」
「うん」
 ただ、アナタがいとおしすぎて。
 私はアナタにすら嫉妬してしまう。

-END-

************************************
スポンサーサイト

COMMENT

拍手&コメントありがとうございます^^
ドキドキして楽しんでもらえたようでうれしいです
二人の今後…どうなるんでしょうねぇ><
2010/03/03(水) 22:40:49 |URL|coro #- [EDIT]

COMMENT FORM

  • URL:
  • comment:
  • password:
  • secret:
  • 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。