なんか書いてみたり ライオン

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ライオン

02-01,2010

えーっと、天野月子さんの歌で「ライオン」という歌があるのですが、それをイメージして書いてみました。
歌をイメージして書くのは難しい…
ルシアンPからいただいたリクエストのもと書いてみたのですが、何がなにやらといった感じで^^;

…でも、自分的にはなんとなく好きだから不思議。
またちょっとスランプ気味ですねん><



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「ここにベッドを置いたら、お日様が入ってきて気持ち良さそうなの」

「鳥の声とか聞きながらまどろんだり。うん、いいと思うな」

「一緒の食器とか買おうよ、どうせなら」

「これから一緒によろしくなのっ」

 ええ、よろしく、美希。
 私は彼女と一緒に笑い合った。

 彼女とともに過ごした間に存在した全てを箱に入れ、
 あの時も広く思ったのにいつのまにか忘れてしまっていた部屋は、
 片付けてしまえばあの時よりも広く感じてしまうものなのだろう。
 カーテンすら取り外したら嘘みたいに明るい。

 こんなに広い部屋だったのに私たちにはもう詰くなってしまっていたのだ。

 今の仕事のためのメールのやり取りをしたあと、
 ふと私たちだけを写した古い写真をフォルダから探し出す。
 あの時の彼女は獅子のたてがみのような腰に届くような髪をしていて、
 今と同じように輝いて見えた。
 私はただ年老いただけね。

 若かったのだ。
 彼女の心に潜む孤独の色を塗り替えてあげられるのだと、
 塗り潰してしまえるのだと思い込んでいた。

 今でも彼女に似た姿をたまに見かけると、
 心が揺り動かされてしまう。
 いや、探しているのだろう。
 似た姿ではなく、


 寝静まった彼女の耳元で何度も囁いた。
 愛してる、
 愛してる、
 愛してる。
 彼女に気付かれないように、
 愛してる、
 愛してる、
 愛してる、


 私はプロデューサーとしてやり直したい。
「ミキ、765プロってところに行こうと思うんだ」

「お別れだね」
 ごめんなさい。

 フタリでは無理だったみたいね。
「ううん」
 私では彼女のサバンナにはなれなかった。
「ううん」
 詰い檻でしかなかった。
「またどこかで会ったら、」
 

「ミキはね、星井美希っていうの」
 私のライオン、
 私の檻から放たれたあの子は、
 あの日のように笑っているのだろうか。

-END-

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