なんか書いてみたり メカ千早なお話

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メカ千早なお話

12-17,2009

メカ千早の話のつもり、それのプロローグにもなっていないもの

もう一度練り直す必要がありそうですね…



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 何かの機材や計器しか置いてない無機質な部屋に瓜二つの少女たちが向き合って立っている。
 白衣を着た少女が正面にいる目を閉じた同じ顔をした少女の顔にどこか憂いを帯びた表情で触れていく。
 嘆息ともつかない吐息を一つつき、白衣の彼女――如月千早はすぐそばにあるモニタに近づく。
 モニタの上にある薄い板の形状をした画面も兼ねたタブレットを取り上げ、胸ポケットに挿していたペンを取り出してモニタを見ながら医者か研究者かのようにそこに何やら書き込んでいく。
「脳波に異常なし、神経信号に異常なし」
 モニタに映る様々な数値や波形を確認していき、そう告げてからタブレットにペンで何かを書き込む。
 モニタからは目を離さず千早はもう1人の少女に向かって声をかける。
「チハヤ、腕を動かして」
 その声に応じて、チハヤと呼ばれた少女は薄く目を開く。
「アイ、マム」
 どこかぎこちなさを感じる声とは別にゆっくりとした滑らかな動作で両の腕を持ち上げていく。
 体操でもするかのように腕を大きく回したり、上げ下げしたりしていく。
 モニタに映る数値が様々に流れていくのを千早は目で追っていく。
 少しの間チハヤを動かせると、千早はまたタブレットに書き込んでいく。少しの間ペンを走らせた後にチハヤに「いいわよ」と告げる。
 それとともにチハヤはまた直立の姿勢に戻る。
「上半身の人工筋肉に異常なし。チハヤ、次は足を」
 先ほどと同じように「イエス、マム」と答えてその場で足踏みでもするかのように両足を上げ下げしていく。
 千早に少し歩くように指示されると、その場から数歩進んで円を描くようにまた元の場所に戻る。
 いくつかの動作を行うと、チハヤは千早のほうに顔を向けた。
「マム」
「なぁに、チハヤ? 下半身の人工筋肉にも異常なし。オールクリア、問題がないようで安心したわ」
 ここでようやく千早は表情を柔らかくし、タブレットに書き込むと最後にペン先で軽く叩いた。
 映っていた画面は消え、それに合わせるかのように千早の周囲で点いていたモニタも電源を落として消えていく。
「マムのウタを聴かせてくれませんか」
「歌を?」
 そんなことを言い出したチハヤを一瞬だけ意外そうに見つめたが、彼女はすぐに優しい眼差しになり先ほどよりも頬を緩ませた。「そうね」と言いながら考えるようなふりをし、
「どうせならチハヤと一緒に歌いましょう」
 千早は自分も部屋の出口に向かいながらチハヤに対して手招きをする。
 白衣をドア近くの上着掛けにかけていると、彼女が近くまできて立ち止まる。
「私はマムのように歌えません」
 断言するでもなくチハヤは首を横に振りながら千早に告げる。
「同じようになんて歌わなくていいのよ、私と一緒に歌えばいいの。わかった?」
「よくわかりません」
 表情に変化はないもののチハヤはわからないことにどこか落ち込んだ雰囲気を見せ、千早はそのことに少し吹き出してしまう。
 チハヤが不思議そうに見つめてくるのをなんでもないと首を振って誤魔化す。
「そう、でも大丈夫。私の声を聴いて、あなたの歌を聴かせてくれればいいの」
「ワタシのウタを? わかりました、やってみます」
「やってみましょう。きっと楽しいわ」
「タノ、しい? よくわかりません」
 また落ち込んでしまったチハヤの背中を千早は押して強引に彼女を歩かせた。

-Continued?-

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