なんか書いてみたり ゆきたか

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ゆきたか

12-16,2009

あいかわらず微妙なSSを更新し続けています(´・ω・`)
どうなんでしょうね、直接的な行為はなくてもエロイ・いかがわしい表現ができればと思ったのですが…

書けば書くほど難しい…



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 珍しい光景が目の前にあった。
 事務所のソファに座って眠ってしまっている四条貴音さんだ。
 室内は空調が効いているためかとても快適で、眠ってしまうのはしかたのないことなのかもしれない。
 かすかに鼻先を何かが香った。
 どこからそれが来るのかわからず、目だけで周囲をうかがってみるものの、花であったりアロマポッドであったり匂いの元となるようなものは見当たらず、鼻を動かすとあたりに薄く漂っているのが感じ取られるだけ。
 四条さんの手元にある本が気になり、起こさないように彼女の様子をうかがいながら近づいていく。
 口からの呼吸すら彼女を起こしてしまいそうで、唇に力を込めると、先ほど感じた匂いが強くなったように感じられた。
 どういうことなのだろうと少し考えるなかで、瞳は四条さんの姿を捉えていた。
 まさか、と思う。
 眠りこける四条さんの首筋に鼻先を近づけ、恐る恐るそこにある空気を吸い込む。鼻腔を柔らかくくすぐるいい香りが鼻の中を広がって茫然としてしまう。
 ああ、これだ。
 彼女がこの香りの元だ。
 果物のような甘いのに涼やかな香りで。
 いくら嗅いでいても飽きがこなくて、それだけじゃない、吸い込むたびにアブナイ薬のようにもっと欲しいと求めてしまいそうになる。
 もっと、もっと。
 陶酔しながらも鼻を動かし、首筋からその奥にある後ろ髪の匂いを嗅いでみる。
 こちらは普段使っているシャンプーの匂いが混じっているのだろうか、花のような爽やかさで後に甘い味がかすかに残って。
 どうしてこんなにいい匂いがするのだろうか。香水か何か化粧品のような人工的な香りは一切感じられないのならば、彼女自身から発せられているものということになるのか。
 喩えれば、彼女だけが持っていて人をもしくは私を魅了するために分泌されているフェロモン。
 ああ。
 いっそこの匂いの素を味わいたい。
 四条さんの見た目にも滑らかとわかる肌のまばゆいくらいの白色を見た途端に私の目は捕らえられたようにそこから動かせなくなる。
 ああ。
 どんな味がするのだろう。
 咽喉を鳴らして唾を飲み込んでしまい、聞こえてしまったのではないかと彼女の様子を確認する。
 目を閉じている。寝息もおだやかだ。
 心からほっとしたけど、ため息だけはわざわざ口を押さえて防ぐことにした。
 もうさすがにこれ以上は四条さんを起こしてしまうかもしれない。
 でも、この匂いに囚われてしまっては、離れることが惜しくて。
 これに包まれて眠ることはできないのだろうか。
 吸い込めば吸い込むほどにそんな夢のようなことを考えてしまう。
 ああ。
 いいにおい。
 もっと。
 もっとかぎたい。
「萩原雪歩」
「ひぅ」
「どうせなら、こちらもいかがでしょう?」

-END-

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