なんか書いてみたり はるちは(名刺用のSS ※百合)

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はるちは(名刺用のSS ※百合)

11-11,2012

今回の名刺にこんなSSを付けました。

いちおう以前作った名刺のSS「はるちは」の続きだったりします。

あわせてよろしくお願いします。



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「ふんふふーん」
 テレビの前で歌う千早ちゃんを見ながらいっしょにハミング。
 事務所で彼女の帰りを待ちながら。
「春香ちゃん。千早ちゃん、今仕事終わったって」
「あ、ありがとうございます、小鳥さん」
 差し出されたコップを受け取ると、小鳥さんも横に座ったので、ふたりでそのままテレビを観る。
「いーなー、順調そうで」
「あはは」
「でも、事務所とかであんまりベタベタしないのね」
「まぁ、いっしょに暮らしてますからねぇ」
「いーなー」
 それきり黙ってテレビを観ていると、
「春香ちゃん」
 小鳥さんが話しかけてきた。
「その首筋のは、もしかして」
 はっと気づいて、首の視線を感じた箇所を押さえる。
 何があるかという心当たりが十分にあったからだ。
「今日はレッスンだけだったからいいものの」
「あんまりよくないですよぉ。レッスンで会った人たち、なんて思ってたんだろう」
「うーん」
 今さらながら恥ずかしくなって頭を抱え込んでしまう。
 気にしてもしょうがないわよという小鳥さんのなぐさめも生返事するだけ。しまったと思って彼女のほうを見たら今はデスクで電話をしていた。
「はぁ、もう」
 ため息しか出てこない。こうなってはしかたない。
「ただいま戻りました」
「千早ちゃ~ん」
 事務所に帰ってきた彼女に抱きつきにいった。
 驚くかと思った彼女は優しく受け止めてくれた上で、私の話を聞いてくれたのだ。その上で彼女は、
「次は目立たない場所に――」
 そんなことを言ったのだった。
 ヒューヒューという小鳥さんの声をバックに。

-END-

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