なんか書いてみたり ビニールプール(ひびまこ ※百合注意)

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ビニールプール(ひびまこ ※百合注意)

07-21,2011

ひびまこが書きたくなったので。

…暑さに頭が煮えてますね、はい。





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 マンションで飼えなくなってきたペットたちのために借りた庭付きの一軒家で、我那覇響は庭に出したビニールプールにホースから水を貯めながらだらけていた。
 ペットたちに水浴びでもさせてあげようと思って入れていたのだが、肝心のペットたちは765プロの用事のために連れて行かれてしまったのだった。
 どうせなら自分が入るかと水を入れているのだが、暑さのせいもあって気分としてはどうでもよくなってきていた。
「暑いなー」
 蝉の声はうるさく、太陽は質量すら感じられるほどに燦々と照っている。沖縄も暑いは暑いが、この街のどんよりとした暑さにはどうしても慣れない。
 家の縁側にて、まるで猫のように手足を伸ばして寝転がり、うーんと体を伸ばした。ついでに大きなあくびもひとつ。
 響が目を閉じると、少し風が吹いたような気がした。涼しくなってきた気がして、うとうととまどろみ始めてしまう。
「……びき」
「んん」
 響は寝返りを打ち、ムニャムニャと口を動かす。
「ひびきー! 響、プールの水が溢れているよ! 起きて!」
 その声にはっとなって目を開く。
 手に持っていたはずのホースはなく、探してみるとビニールプールの中で沈んでいた。
「響?」
「ま、真? どうしてここに?」
「ボクはレッスン終わって、律子たちが響が寂しがってるだろうか様子を見てきてやってくれないかって」
「はぁ? そんなわけ」
「寝言でペットの名前呼んでたよ」
 その言葉を聞いて、響は顔が一瞬にして熱くなってくるのを覚えた。
「うそだよ。寝言とか聞いてないから」
「ま、真ぉ」
 怒りを込めた視線を真に向けるのだが、彼女は笑うばかりで取り合ってくれない。
「それにしても暑いね、今日は特に。ここに来るまででもう汗だくだ」
 シャツの襟元で乱暴に自分を扇ぐ真。
 閉じたり開いたりするその胸元を凝視しながら響は、
「そこにいいのがあるぞ」
 と庭にある水をなみなみとたたえたビニールプールを指差した。
「水着とか持ってきてないよ」
「そのまま入ればいいんじゃないか。この暑さなら干していれば、部屋で休んでいるうちにすぐに乾くだろうし」
「そっか。それもそうだね。この家って、のぞきの心配もないしね」
 真はいきなりズボンを脱ぎ捨て、ビニールプールに浸かってしまった。
「響もおいでよ。気持ちいいよ!」
 いきなり見えた真の下着に目を白黒させつつ、響も服を脱いだ。
 そもそも濡れるつもりでいたから服の下は水着にしていたのだが、それを真が見とがめて「ずるいなぁ」と唇を尖らせたので、申し訳なさから締りの悪い苦笑いをしてしまった。
 足を一気に浸けると、表面は少しぬるんでいたものの、その下は思っていた以上に冷たくて、その冷たさに思わず身を震わせた。
 その冷たさを楽しんでいると、不意に響の顔に波が襲いかかってきた。びっくりして目をぱちくりとさせていると、真の笑い声が耳に飛び込んできた。
「気持ちいいだろ?」
「このっ」
 それで真が水をかけてきたのだと気づいた響は仕返しとばかりに両手ですくった水をかけ返した。
 シャツが濡れて彼女のブラが透けたことに響はドキリと胸を高鳴らせてしまったが、また顔に水が大きく当たってきたので、それを振り払うのと一緒に気にしないことにした。
 水のかけ合いを繰り返して散々はしゃぎ、ホースまで使って全身びしょ濡れになるまで遊んだ。

「あー、疲れたー」
 ビニールプールの中、縁を枕にして寝転がっている響は、自分をまるで抱き枕のようにして胸に頭を置いて横になっている真がうなずくのを感じながら、空を見上げていた。
 太陽の光はいくぶん弱まったものの、風が吹かないので外気はぬるく、水の中にいるのも苦にならない。二人で抱き合うようにしているのもあるのだろうが。
「気持ちいい」
 そんなことを言いながら真が胸に頭をこすりつけてくるのがくすぐったくて吹き出しそうになる。
 自分からも腕を回して、真の頭を抱えるようにする。
 不意に家内からメールを受信する音が聞こえた。
「そういえば、律子が時間がかかるようならメールするって言ってた」
 ごめんねという呼気が首筋にかかり、びくりと体を震わせる。
「そのメールかもしれないな」
「そうだね」
 もぞもぞと頭を動かしている真が何をしているのか見ていなかったが、響には何をしようとしているかわかっていた。
「ひゃ」
 実は遊んでいるうちに水着のブラが取れてしまい、今は下だけしかはいていない。そのあらわになっている胸に真が口づけてきたのだ。
 ちゅうちゅうと吸われる音が聞こえてくる。そういうことをされているのだろうということも感じていた。
「遊びすぎたから、服とか下着とか乾かす時間ないかもな」
 真からの返事はない。
「今日、泊まっていくか?」
 わずかにうなずくような動作が感じられた。
「真」
 響は甘い声で彼女の名前を呼んだ。

-END-

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