なんか書いてみたり 花だけでは味気ないでしょうから(あずたか ※百合注意)

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花だけでは味気ないでしょうから(あずたか ※百合注意)

07-20,2011

三浦あずささん、お誕生日おめでとうございます!
過ぎてしまいましたがあずささんの誕生日お祝いに。

あまりお祝いになってない上に、なんだかおかしなことになっていますが…。




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「お誕生日おめでとうございます、三浦あずさ」
 あずさが部屋でひとりで誕生日を迎えてすぐ、花束を持った四条貴音やって来たのだった。
 突然の訪問に驚きつつもあずさはそれを受け取り、
「ありがとうございます、貴音ちゃん」
 と礼を言った。
「花だけでは味気ないでしょうから」
 そう言った貴音が、あずさの顔を引き寄せてきて、ほほ笑みとともに唇を重ねてきたのだった。
 急なことだったので、あずさは倒れこみそうになったのだが、それも貴音が腕を回してくれたことで、軽くもたれかかるだけで済んだ。花束も彼女があずさの手に手を添え、一緒に支えてくれたことで落ちることはなそうだ。
 少し離れてはまた貴音の唇があずさの唇をついばみ、深く重ねてくる。
 そうしているうちにあずさは自分の中にまるで火が灯り出したような熱情を感じ始めていた。
「ん」
 あずさのほうから舌を出そうとしたところで、貴音の唇は離れていった。
「あ」
 今までしていた行為で少し赤らんだ頬とともに浮かんでいる貴音のほほ笑みがあずさの目には普段と違い蠱惑的なものに写った。
 どうしてこんなことをしたのか、彼女に問おうとしたあずさだったが、髪や頬をなでてくる手が心地良くて、黙ってしまう。
「あずさは美しいですね」
 少しもふざけた様子のない声音でそんなことを言われてしまうとあずさとしては照れてしまうしかない。
 しばらくの間、髪や顔中、首筋までなでてくるのをうっとりとしてされるがままになってしまった。
 唇を指でなぞられて物欲しそうな表情をしている自分の顔が貴音の目に映っているのが恥ずかしくてそらそうとしたのだが、アゴのあたりを軽く押さえられただけで動かせなくなった。
 あずさは唇を薄く開けてしまう。
「本当に美しい」
 それでは、と小さく言った貴音の言葉に続くのが、「もう一度」であることを、それに続いて行為があることを期待してあずさの胸が一瞬高鳴る。
「時間も遅いですし、お暇を」
 笑顔で告げてきたので、あずさは自分の心がまるで花が萎むように落ち込んでいくのを覚えた。
 二人で支えていた花束から貴音の手が離れたことで、なんてことはない重さであるはずのそれがまるで金属の塊のような重たさと冷たさをもったものに変化する。両手で抱えるようにしていないと落としてしまいそうなほどだ。
「改めて、おめでとうございます、あずさ」
「ありがとうございます」
 貴音が手を振って出ていこうとするのを引き止めようとしたが、
「見送りはここまでで大丈夫ですよ」
 先んじてそう言われたことで、自分の思いが見透かされた上で断られたような気がした。あずさは言葉を飲み込み、別のことを言うしかできなかった。
「ごめんなさいね、何もお構いもせずに」
「いえ、急に来ましたので」
「お花、ありがとうね。本当にうれしいわ」
「気に入っていただけたならなによりです」
「あの、それで」
「三浦あずさ」
 両手で顔を包まれるようにして、いきなり唇が迫ってきた。
 あずさが驚いたのは、びっくりして見開くかと思った目を自然を閉じてしまったことだった。今されている、キスよりも。
 先ほどよりも貴音の動きは激しく、唇であずさの唇を取ろうとしているかのようだ。
「いとおしい」
 時折、唇を離す際に、彼女が告げてくるのを、
「私も」
 と言葉を返す。
 二人の間で花束が少し潰されるような音が聞こえたが、あずさは構わずに自分から唇を寄せていった。
 顔のそこかしこ、髪や耳、首筋に唇が触れてくるのを歓んで受け入れる。
「あずさ……!」
 貴音が玄関から上がってくるのを、あずさはむしろ誘うように部屋の奥へと。
 寝室へと。

-END-

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