なんか書いてみたり アイマス1時間SS参加作品「四条貴音に夏バテはない。」

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アイマス1時間SS参加作品「四条貴音に夏バテはない。」

07-15,2011

アイマス1時間SS参加作品になります。
今回使用したテーマは「夏ばて」。

もうちょっと書き込みたかったけど、とりあえずこんな感じで…




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 四条貴音は我那覇響、菊地真と連れ立って焼肉屋にやって来た。
 事務所で昼前に夏バテの解消のために何を食べるかという話になり、響は故郷でもある沖縄の料理の名前をいくつか上げ、真はうなぎを推挙した。
 そんな中、貴音が述べたのが焼き肉だったのである。
 食べる時の情景を事細かに語りだした彼女の言葉は響と真の二人のヨダレを呼び、腹の虫を盛大に騒ぎ出させた。
「真、響。ここに食べ放題ができる焼肉屋の招待チケットがあるのです」
 それは先日焼肉屋のロケの仕事において、貴音の食べっぷりをたいそう気に入った店主が友人と一緒にまた来てくれと特別に贈ってくれたものであった。
 一も二もなく飛びついた響と真を引きつれ、貴音は店に入った。
 事前に連絡をしておいたためか店主が出迎えてくれ、貴音は響と真を紹介して丁寧に礼を述べた。響と真はそんなことになるとは思っていなかったので恐縮しながら貴音にならってお礼を言ったのだった。
 三人が席につくと、貴音は二人を制して、塩味のメニューを頼みだした。もちろん食べ放題のメニューの中で。
 塩タンを始め、普段であればタレで食べる部位の肉も塩味となって大皿に乗ってテーブルにやって来る。
「焼きましょう」
 熱せられた網の上に乗せると、すぐに弾けるような焼き音を立て始める。
 響の大きく唾を飲み込む音も負けていなかった。
 それが聞こえたのだろう真がほほ笑むのを見て、貴音は楽しげな笑みを口元にたたえた。
 肉をひっくり返すと溶けた脂がまだ沸き立ち、弾けている。
 我慢できなくなっている響を真が押さえている。
「もうよろしいでしょう」
 だが貴音の言葉に先に反応したのは真だった。目星をつけていたのであろう塩タンを箸でつまみ上げると、すぐに小皿に入れられたレモン汁に浸し、それを口に入れたのだった。
「く~、うまい」
「あ、真、ずるいぞ」
 響も負けじと肉を食べ始める。
 貴音はいくつか網に乗せてから、ゆっくりと。
「このお肉を食べるときはわさび醤油がいいのですよ」
「こういう食べ方もいいね、響」
「おおー、脂が多いけど、さっぱり食べられるぞ」
 パクパクと食べる真の言葉にうなずきながら響も箸を止めない。
 空いた大皿に替わり、今度はタレ味の肉が盛られた大皿がテーブルに乗る。
 それに歓声をあげる響と真はハイタッチし、貴音も合わせてそれぞれの手を軽くタッチした。
 脂とタレが先程まで焼いていた塩味よりも派手に音を立てる。
 熱々の網の上ですぐに色を変えていく肉たち。
 今や貴音だけでなく響や真の三人がかりで肉を焼き始めた。
「なぁ、貴音。ごはん頼んでもいいか?」
「ここはビビンバがおすすめですよ」
「そっか。楽しみだぞ」
 次々に焼かれては次々に貴音たちの胃袋に収まっていく。
 甘辛そうなタレの匂いが煙と共に立ち上り、それを嗅ぐことで食欲が増すようだ。
 貴音も先ほどとは比べものにならないスピードで箸を動かしていった。
 
 ビビンバまで食べ終えた彼女たち。
 貴音はまだ残る肉を焼いている中、真がこう言い出した。
「こんだけお肉を食べると、体の中が燃えて燃えて。じっとしてられないね!」
「自分もだぞ! そうだ、今日はダンスレッスンしてるはずだから、自分たちもいっしょに練習させてもらおう!」
「うん!」
 支払いの心配がないこともあり、貴音も引き止めずに「いってらっしゃい」と送り出したこともあり、響と真は元気よく飛び出していってしまった。
 店主がやって来て、デザートでも出そうかと言ってくるのを彼女は、
「そうですね、もう一皿。タレで大皿を」
 と言ってほほ笑みを浮かべた。
 つまり、四条貴音に夏バテはない。

-END-

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