なんか書いてみたり アイマス1時間SS参加作品「日高舞&尾崎玲子VS日高愛&水谷絵理」

スポンサーサイト

-----,--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アイマス1時間SS参加作品「日高舞&尾崎玲子VS日高愛&水谷絵理」

05-07,2011

ひさびさのアイマス1時間SS参加作品になります。
プロレスのSSにつき、暴力的な表現がありますので、ご注意ください。
今回使用したテーマは「母の日」、使用したテーマアイドルは「日高愛」になります。


まぁ、いつも通り1時間じゃなかったわけですが…






***********************************

 五月第一週の765プロレス興業に少し特殊な対戦がメインイベントに据えられた。
 青コーナーはデビュー間もない上に876プロレス所属の日高愛、水谷絵理。普段であれば興業の前半のほうで試合を行っているのが常の二人である。
 赤コーナーには日高愛の母である日高舞と二人のコーチを行っている尾崎玲子、どちらも所属のないフリーの選手たち。こちらは以前にデビューして引退していたのが最近プロレス復帰したタッグだ。
 キャリアの少ない選手と復帰した選手のタッグ戦をメインに組むなんて普通であれば非難されそうなことだが、そんな声は日高舞の絶大なるキャリアと日高舞と水谷絵理のリング上での才能と努力もあって大きなものとなることはなかった。
 それ以上に五月のその日に日高舞と愛の親子が闘うことへの関心のほうが強かったと言える。
 先に入場してきた絵理が不安に押し潰されそうな表情に対し、愛はハツラツとリング上で自分をアピールして会場を盛り上げようとしていた。
 しかしそれ以上の歓声で日高舞が迎え入れられる。尾崎玲子が心なしか足早に入場するなか、日高舞は威風堂々とした態度で入場してきたのだった。
 リングサイドを一周しながら会場を盛り上げた舞はゆったりとリングへと登った。
 選手のコールとともに拍手や歓声が起こる。その熱気のままゴングは鳴らされた。
 はやる日高愛を絵理が制して先発に飛び出すと、赤コーナー側も舞を控えさせた尾崎が出てくる。
 首四つから始まったレスリング勝負はキャリアの勝る玲子が押し気味に試合を展開させる。しかし絵理はスピードとアイデアで押し込まれそうになるのを回避すると自陣へと引き返して愛にタッチした。
 勢いよくリングインして舞へと手招きして挑発する愛を見た玲子は、舞に確認するような視線を投げ、差し出された舞の手にタッチして交代した。
 対峙した母娘に対してひときわ大きな歓声が上がる。
 それがどよめきと変わったのは、二人がバチバチと音がはっきり聞こえてくるような打撃合戦を開始したからだった。
 鋭い蹴りを繰り出す舞に対して、愛は全身でぶつかるようなエルボーや張り手を出し、さらには舞の頭をつかむと、得意のヘッドバッド――しかも一本足頭突きと呼ばれる体を大きく振る――を二、三発と繰り出す。
 ダメージにフラつく舞にさらに攻撃しようとロープの反動をつけて走る愛だったが、そこで待っていたのは舞のハイキックだった。
 崩れ落ちる愛を尻目に玲子とタッチを交わす舞。
 青コーナーに待機していた絵理は倒れた愛を引っ張って強引にタッチした。
 赤コーナーの二人が有利に試合を進めていくなかで、愛と絵理もコンビネーションで盛り返そうとする。
 舞と玲子を場外に追い出したところでその二人とは逆側にあるロープへと駆けた愛と絵理は勢いをつけると、リング中央あたりで側転して、絵理はムーンサルトアタックで玲子へと、そして愛はロープを飛び越えて背中から舞へとぶつかっていった。
 さらにはコーナーの最上段に据えつけた舞を絵理が下から肩車をして持ち上げる。
 その横まで登ってきた愛が、
「最上段、いくよーーーーーー!」
 と大声を上げ、舞の頭を正面から挟みこむようにして両肩に飛び乗ると、倒れる勢いをつけてリング内に向けて投げ放った。
 追い打ちをかけるように絵理もコーナーからのボディプレスで舞の体へと降ってくる。
 試合も終盤になり、動きの鈍る愛と絵理に対して尾崎玲子は勢いの乗ったアックスボンバー――腕を曲げた独特なラリアットを繰り出して動きを止めにかかる。絵理に対してはさらに厳しく攻撃を加えていき、場外へと追い落とす。
 リング上には母とその子どもが残った。
 なんとか盛り返そうとする愛だったが、この時間にあってなおも鋭さを増す舞のキックにグロッキーな様子を見せる。
 勝負に決め時を確信したのか、舞は愛の頭を押さえこんで足で挟むと、相手の両腕を鳥の手羽先のような形に自分の両手をクラッチすることで固定した。
 タイガードライバー。
 ふわりと浮いた愛の体が空中で縦に回転すると、背中からリングのマットに勢いよく叩きつけられた。
 そのままピンフォールの体勢に入ったので、レフリーのカウントが数えられる。
 三回目が叩かれそうになったところで愛がなんとか肩を上げる。
 それにどこかうれしそうな様子でうなずく舞。愛を起こすと、またもタイガードライバーを決めた。
 そこで終わるかと思われたが、舞は愛の上体を起こさせ、その側頭部にキックを見舞った。
 会場のそこかしこで悲鳴が上がるなか、舞はさらに左右一発ずつ同じようにキックをした。
 そして、彼女はしっかりとフォールをすると、今度は3カウントが数えられた。


 気を失っている愛をおんぶしながら日高舞は笑った。
「ここまでしなきゃいけないくらい育った。うれしいプレゼントよ」


-END-

***********************************
スポンサーサイト

COMMENT

COMMENT FORM

  • URL:
  • comment:
  • password:
  • secret:
  • 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。