なんか書いてみたり アイマス1時間SS参加作品「マスカレード」

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アイマス1時間SS参加作品「マスカレード」

09-18,2010

60hss_ba_s.png
参加作品になります^^
使用したテーマは「アクション」です。


とりあえずひさびさに文章書けたぞー!
時間オーバーな上に、短いけどー!!
…最近ひどいスランプ状態でした、うぎゃー><;




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「千早っ」

 菊地真は怒声混じりに少し離れた場所に立つ如月千早を呼んだ。

「遅かったわね、真」

 それに対して冷ややかな声で応えた千早は振り返りながら、その腕に抱えていたものを手放した。
 白銀の鎧を着た人に似た姿をしたそれが街路に倒れ込む。

 
 ――マスカレード“The High Priestess”、解除。


 そんな言葉が響いたかと思うと、その鎧は光の粒子となって拡散していくと、そこにはうつ伏せで寝転がる萩原雪歩の姿があった。

「雪歩っ!?」
「真ちゃん、ごめん……逃げて……」

 か細くそれだけ言うのが精一杯だったのか、真に向けていた顔をがくりと地面へと落とす。

「雪歩っ!」

 彼女に近づくために駆け出そうとした真だったが、それは千早が一歩踏み出しただけで阻まれてしまう。
 酷薄そうな冷たい微笑をその顔に貼り付けていた。

「千早、どうしてこんなことを」
「歌よりもいいものを見つけてしまったの、あの子が教えてくれた」
「あの子?」
「真にもこの力があるんでしょう? タロットのマスカレード、人智を超えた力」
「大きな力は、大き過ぎる力は無意味だよ、千早」
「私には力が必要なのよ、真。あの子がこの力の意味を教えてくれた、他の力も集めなくてはいけないのよ」

 千早が動かした指の間にいつのまにか一枚の縦長の長方形のカードが握られていた。
 そのカードには大鎌を持ち黒いローブをまとう髑髏という禍々しい存在が描かれている。

「ただ奪うのではダメ、力を最大限まで引き出さないと」

 口の端を上げ、普段の彼女ならば絶対にしそうにない凶悪な笑みを形作る。
 千早が自分の腹部をなぞると、そこにはベルトのバックルと言うには巨大だが、そうとしか呼べない機械が現れた。

「あなたの力が私に必要な力か見せてもらうわ、真」

 持っていたカードをそのバックルにかざすと、闇色の光とともにカードがそれに吸い込まれ、

「変身」

 千早の言葉とともに同じ光が彼女の全身を包む。


 ――マスカレード“The Death”、変身。


 光が収まるとそこにいたのは闇色の鎧を着た、まさに死神を思わせる姿がそこにあった。

「千早!」

 ゆっくりと迫ってくるそれの威圧感に真は名前を呼ぶ以上の言葉が出てこず、唇を噛み締める。

「変身をしないと、殺すわよ。あなたも、そして雪歩も」

 まだ動かない雪歩の姿を一瞬目に捉え、真は意を決した鋭い眼差しで千早を睨みつけた。
 横に振った右手にカードが握られ、左手でなぞった後にはベルトと巨大なバックルが現れる。

「変身」

 
 ――マスカレード“The Chariot”、変身。


 炎のような赤い色の光に包まれると、そこに現れたのは鋼色をした鎧姿だった。

「強そうね」
 せせら笑うような声音、バイクのヘルメットのような兜で千早の顔は見えないが、それと同じ表情をしていることだろう。
 真は空手のような構えを取る。

「あなたの力なら、わたしの願いを叶えてくれるのかしら……!」

 言葉と同時に走り出した千早。
 それに呼応して同じく真も千早に向かってまっすぐに走り出す。

「千早ーーーーーー!!」
「真ーーーーーー!!」

 お互い突き出した拳がぶつかり合い、周囲に膨大な光が爆発音とともに広がる。


「始まったのですね」

 光を見つめながらつぶやく銀髪の少女のその手には数枚のカードを握られている。

「ええ、これも運命なのね」

 もう一人の女性は握った輪と動物のイラストが描かれたカードを胸へと沈ませた。


「始まった」
「じゃあ、こちらも始めましょうか。審判の時をね、皇帝さん」

 リボンの少女が声のほうに振り返りにっこりと笑う。
 それに合わせるように笑い、すぐに笑いを収めると眼鏡の位置を直した。


-END-

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